大幅に性能アップした第4世代「iPod touch」レビュー!

買ったものレビュー (ガジェット) 約3分で読めます 投稿 2010/09/15 更新 2019/12/25

大幅に性能アップした第4世代「iPod touch」レビュー!

発売されたばかりの、第4世代iPod touchを買ってみました。今回のモデルチェンジでは、iPhone 4にも採用されている、960×640画素の高画質「Retinaディスプレイ」、省電力かつ高性能化した1.0 GHzプロセッサ「A4」、前面背面の2基カメラなど 価格面における変動はほぼ行われなかった一方、ハードウェアとしての性能は過去2?3年のモデルチェンジと比較しても、かなり大幅なグレードアップを実現しているため、購入や旧モデルからの乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。

また、本当ならiPhone 4を持っていれば一番いいものの、やはり端末自体の価格の高さやランニングコストなどが気になる等の理由でなかなかiPhoneに手を出すことができず、今回のiPod touchの発売を待ちわびていたという人、購入に向けてお小遣いを節約中…という人も多いはず。というわけで、雰囲気だけでも出来るだけ早く感じてみたい方のために、簡単ですが、旧世代iPod touchとの比較も交えながらファーストインプレッションとして早速フォトレビューしてみたいと思います。

パッケージはこんな感じ。iPodシリーズではもうお馴染みのコンパクトなアクリルケースに、見栄え良く納められています。

箱を開けて本体を取り出すと、中にはクイックスタートガイドとヘッドホン、USBケーブルが同梱されています。この雰囲気も、iPodシリーズではもうお馴染みですね。

本体をケースから取り出してみたところ。液晶の表面にはシールが貼られていて、まだ電源を入れているわけではありません。

裏面はこんな感じ。シールでスタンドとiPod touch本体が固定されています。

シールをはがしてみたところ。

背面はこんな感じ。第2世代、第3世代では丸みを帯びていた背面が、今回の第4世代ではフラットなデザインに変更されていますが、美しさはまったく変わりありません。

新型iPod touch(左)と、第3世代iPod touchをならべてみたところ。

右が前世代iPod touch、左が新型iPod touch。こうして比べてみると、背面がフラットになった分だけ厚みが薄くなっているほか、写真では分かりにくいですが横幅も2?3ミリほど小さくなっており、全体としては一回りほどコンパクトになった印象を受けます。

従来のiPod touchはスピーカーが背面のステンレスカバーに覆われていて、外からは見えないようになっていましたが、今回からはドック端子の横にむき出しになったため、ヘッドホンを外したときの音質が以前に比べてかなりクリアになっています。

音量調整ボタンのデザインも前世代の+/-が一つなぎになっていたものから、分かれたものに変更されています。

ちなみに、全世代iPod touchの音量調節ボタンは、このようなデザインでした。

そして今回の目玉機能の一つでもある、背面カメラ。右隣にも針で突いたような小さな穴が開いていますが、これはFaceTimeなどビデオ通話で使用するためのマイクです。iPhone 4は5メガピクセル(500万画素)というかなり高画質の静止画撮影が可能なカメラが搭載されていることでも有名ですが、一方iPod touchに採用されている背面カメラについてはコストダウンのためか、実質70万画素というかなり大幅に性能を落としたものになっているので、静止画や動画の撮影を楽しむと言うよりも、むしろApp Storeにおける一つのジャンルとして確立しているカメラ系アプリを使用するためのものと考えた方がよさそうです。

こちらが、主にFaceTimeなどビデオ通話で使用する前面カメラ。これについてはiPhone 4に搭載されているものと比べても性能的にはほとんど差異はないようなので、iPhone 4とiPod touchの間でのビデオ通信などでも、画質などにおいて問題が生じるようなことは特にないでしょう。

右が新型iPod touch、左が前世代iPod touch。外見的に変更された部分で、これまでのiPod touchユーザーにとって実感として最も大きな変更となったのが、スリープボタンの位置が左右逆に配置し直されていることではないでしょうか。おそらく、背面にカメラが付いたことによるデザインの調整のためだと考えられますが、頻繁に使用するボタンなので、使い慣れた位置のままの方が良かったというユーザーも少なくなさそうです。

最後に今回のモデルチェンジの最大の目玉、Retinaディスプレイ。写真では残念ながら違いがはっきりと現れていませんが、960×640画素という従来の4倍の解像度の液晶は、実際に見てみると、実感として数字で示されるよりも遙かに大きな性能の差を感じます。

というわけで、今回のiPod touchのモデルチェンジは過去のそれと比べてもかなり大規模なものであるため、しばらくの間は品薄状態が続きそうですが、第3世代までのiPod touchを使っている方なら、このディスプレイが手に入るだけでも、今回発売された新型iPod touchに乗り換える価値があると言っても良いのではないでしょうか。

※追記:第4世代iPod touch用ケースTUNESHELL Rubber FrameのレビューeggshellのレビューSOFTSHELLのレビュー記事を書きました。これらの記事も合わせてみていただければ良いのではないかと思います。

※追記:第5世代iPod touchのレビューも書きました。

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