BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 15」レビュー!

Bose QuietComfort 15

お久しぶりです。ほぼ11ヶ月ぶりの更新になります(笑)前回の更新が1月末だったので、今年1年間は(管理人の都合のため)丸々放置していた感じの当ブログですが、その間に購入したガジェット等が色々あるので、とりあえず年内にレビュー記事を立て続けにアップしていきたいと思います。

というわけで、第一弾。今回購入したのはBOSEのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 15」です。高価格帯ヘッドホンのレビューについては、これまでにも当サイトではいくつかレビュー記事を書いていますが、ノイズキャンセリングヘッドホンについては今回が初めてになるかもしれません。

最近ではBOSEのほか、ソニーやゼンハイザーなど各音響機器メーカーが高品質なノイズキャンセリングヘッドホンを発売していて、実は管理人もこの一年間でいくつか購入したのですが、やはり元祖ノイズキャンセリングであるBOSE製品を外しては、このジャンルのヘッドホンを語ることはできません。

ちなみにこの「QuietComfort 15」、価格は3万円ほどと、「オーディオ」として見るとそこそこ高額な部類に入りますが、あくまで音楽を聴くことよりもよりもノイズキャンセリング機能の方がメインの製品だと思いますので、ここでは音質以外の部分を重点的に見ていきたいと思います。


Bose QuietComfort 15

化粧箱はこんな感じ。高級ヘッドホンっぽくて良いですね。箱のデザインは発売当初のものと比べてマイナーチェンジしているようで、最新のは「Made for iPod,iPhone,iPad」のクレジット入りです。

Bose QuietComfort 15

箱の裏はこんな感じ。今回は国内正規流通品をBOSEオンラインストアから直接購入したので、保証書が付いています。ちなみにBOSEオンラインストアで購入した場合なら、購入後30日間はどんな理由でも返品可能(開封・使用済みでも)なので、買うならオンラインストアが良いと思います(実店舗のBOSE直営店のは返品不可なので注意)。

Bose QuietComfort 15

箱を開けてみたところ。ビニールの袋に入れられたキャリングケースだけが出てきました。どうやらこの中に全部入っているようです(こういうのは開ける瞬間が一番ワクワクしますねー)。

Bose QuietComfort 15

キャリングケースを取り出して開けてみたところ。ヘッドホン本体の他、ケーブルや電池など付属品一式が全て収納できるようになっています。

Bose QuietComfort 15

キャリングケースから内容物を取り出してみたところ。ケーブルは普通のものと、iPhoneやiPodのリモコンが付いているものの2種類入っていました。電池は単四アルカリ乾電池1本が付属(どうせならエネループ付けてくれ)。

Bose QuietComfort 15

デザインについては、カタログで見ている分にはイヤーカップ部分があまりセンスの良いデザインには見えなくて好みではなかったですが、こうして実物を見てみると、全然悪くないです。約3万円という価格に相応する高級感こそありませんが、チープでもないしヘッドホンらしくてなかなか良いです。

Bose QuietComfort 15

ノイズキャンセリングヘッドホンといえば航空機での使用を主に想定したものなので、航空機用のプラグも付いていますが、普通はあまり使うことはなさそうです。

Bose QuietComfort 15

ここがケーブルを装着する部分。ケーブルは着脱可能になっているので、音楽を聴くのではなくただの耳栓としてノイズキャンセリングを使いたいだけならケーブルを装着しなくても使えます。

Bose QuietComfort 15

ケーブルを装着するとこんな感じ。着脱はしやすくて便利なのですが、このケーブル、無駄に長いのでポータブル用途としてはもちろん、自宅で使うとしてもちょっと使いにくいです。

Bose QuietComfort 15

ここが電池を入れるところ。リチウムイオンの充電式ではなく単四乾電池にしたのは、電池切れの際に交換してまたすぐに使えるので良い判断だと思います。が、この部分かなりタイトな作りになっていて、電池を入れるとフタがなかなかカチッと閉まりません。きちんと閉めるのに毎回かなり苦労します。これは最悪です。

Bose QuietComfort 15

電池を入れてスイッチオンにすると、こんな感じで緑色のLEDが点灯します。電池残量がわずかになると点滅する仕組み。ちなみに電池の持ちは、かなりスゴイです。公称値では35時間となっていますが、本当にそれくらい持ちます。LEDが点滅しはじめてからでも数時間は使える感じです。

Bose QuietComfort 15

イヤーパッド部分。クッションの硬さがちょうど良い感じで、遮音性の高さと装着感の良さを両立したという意味で絶妙です。私は少し耳が大きいですが、耳全体をスポッと覆ってくれて中で押さえつけられることもないので、長時間装着していても全然痛くなりません。

Bose QuietComfort 15

ヘッドバンド部分のクッションもイヤーパッド部分とたぶん同じ素材。この「QuietComfort 15」に限らず、BOSEのヘッドホン全機種に共通して言えることですが、装着感は他のメーカーのヘッドホンと比較してもこれ以上ないくらい最高です。

Bose QuietComfort 15

ちなみに、この「QuietComfort 15」はノイズキャンセリングのスイッチをオンにしないと、ケーブルは接続していても音楽を聴くことはできません。つまり、ノイズキャンセリングを使用せずに普通のヘッドホンとして音楽を再生することはできず、また電池切れになるとノイズキャンセリングが効かなくなるだけでなく音楽の再生もできないという仕様になっているわけです。

まあ電池の持ちが非常に良いので、電池切が切れると音楽が聴けないという心配についてはあまり問題にはならないと思いますが、SONYなど他社製のノイズキャンセリングヘッドホンでは、ノイズキャンセリングをオフにして普通のヘッドホンとして音楽を聴くという使い方も可能な機種も多い中で、この仕様は少し残念かもしれません。

ただ、ノイズキャンセリングをオンにした場合とオフにした場合では当然音のバランス(重低音が弱くなるとか、高音域が強調されるとか)も変わってくるので、重低音の再現性が特徴的な音作りをしていて、またそれが最大の特長でもあるBOSEのヘッドホンですから、メーカーとしては意図的にこういう仕様にしているのかもしれません。

で、肝心のノイズキャンセリング性能についてですが、一口に「ノイズキャンセリング」と言っても、技術的にはアクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングの2種類があり、前者は周囲の騒音をマイクで拾い、それと逆位相の音波を発生させることによって電気的にノイズを打ち消すもの、後者はイヤーパッドの素材を工夫したりイヤーカップ内の気密性を高めるなどして、単純に遮音性を高めるものになります。

いわゆる一般に「ノイズキャンセリングヘッドホン」と呼ばれるものは、前者のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載している製品のみを指しますが、実際の使用における実用性では、アクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリング、どちらも両立してこそより高い静寂性が得られるというもの。

BOSEというメーカーは、ヘッドホンにおけるノイズキャンセリング技術の先駆けであり、「ノイズキャンセリングヘッドホンと言えばBOSE」といっても過言ではないわけですが、実際のところ、「ノイズキャンセリングヘッドホンはBOSEが最強」と簡単に言えるものではなく、アクティブノイズキャンセリング性能においては、ソニーの「MDR-1RNC」等の機種が一歩リードしているように思います。

これは実際に使って比べてみるとよく分るのですが、例えば地下鉄などの「ゴー」という低周波数帯域の騒音に限った消音効果は、明らかにBOSEよりもSONYの方が高く、BOSEでは「かなり軽減される」というレベルですが、SONYは「ほぼ完全に消える」と言っていいレベルまでキャンセリングしてくれることが実感できます。

一方で、高周波数帯域のノイズについては、これはアクティブノイズキャンセリングがほとんど効果がない部分なので、単純にヘッドホンの遮音性能(パッシブノイズキャンセリング)いかんなわけですが、こちらについてはSONY製品に比べると、明らかにこのBOSEの「QuietComfort 15」が圧勝していると言えます。

まとめると、低周波数帯域の騒音についてはアクティブノイズキャンセリング性能の良いSONY製品の方が高い消音効果がありますが、アクティブノイズキャンセリングが効果を発揮しない高周波数帯域の騒音については、パッシブノイズキャンセリング性能が良く遮音性の高い、このBOSEの「QuietComfort 15」の方が大きな消音効果が得られるということになります。

で結果的に、低周波数帯域から高周波数帯域まで含めた、騒音全体としての消音効果はSONYとBOSEどちらが高いのか?という話になりますが、全体としてみると遮音性の高いこのBOSEの「QuietComfort 15」の方がより静かになったという感じがしますね。

加えて、先にも書いたように何よりもBOSEのヘッドホンは装着感が最高ですし、電池を入れても重量が約200g弱というとてつもない軽さです。ヘッドホンで200gというと、ほとんど装着しているのを忘れてしまうほどで、長時間の使用でも疲れにくいことなども含めて考えると、完成度や実用性では、やはり現時点ではこの「QuietComfort 15」が他社製と比べても一番良いのかなと思います。

あと、気になるのがノイズキャンセリングをオンにした際のホワイトノイズですね。本機の場合は他社製品と比べて、特にSONYの「MDR-1RNC」と比べてノイズキャンセリングを使用した際の動作音であるノイズはかなり押さえられています。まあ、「ほとんどない」というレベルではないので、よく聴けばオフにしたときに比べてノイズが乗っているのはすぐに分りますが、個人的には音楽を聴く際に不快になることは全くありません。

ちなみに、さっきから話題にしているソニーのノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-1RNC」ですが、購入してしばらく使っていたのですが、あまり気に入らなくてすでに売却してしまったので、今回は詳しいレビューは無しと言うことで(あちらは重量が330gと、とにかく重いのがネックです)。

音質についてはさらっと流したいと思いますが、ノイズキャンセリング機能がメインだからと言って、悪いわけではありません。特に解像度については、普段数万円クラス以上のヘッドホンを使用している私から見ても決して「聴くに堪えない」というレベルではないですし、重低音の再現性を重視したBOSEの特徴的な音作りは健在で、ロックやポップ系の音楽ならとても気持ちよく聴かせてくれます。

とは言っても、いわゆる「ピュアオーディオ」のジャンルの製品として語ることはできないので、このヘッドホンと同価格帯の普通のヘッドホンと比較すると、原音忠実性など再生能力の点で大きく劣るのは当たり前ですが、この辺りは単に好みの問題もあると思いますので、人によっては音質だけ取り上げても、3万円強という価格に見合った音質と感じる場合もあると思います。

最後に、国内正規流通品か並行輸入品どちらを購入するべきかという点について、並行輸入品ならばアマゾンのマーケットプレイスなどで1万円ほど安く入手できると思いますが、個人的には多少高く付いても国内正規品を購入しておくのが無難だと思います。

理由は、このヘッドホン、2~3年も使用するとイヤーパッドとヘッドバンドの部分の表面の合皮が経年劣化して破れたりボロボロとはがれ落ちてくるようになってきます(私のはまだ購入から1年も経っていませんが、かなりハードに使用しているので前兆が出てきました)。

イヤーパッドは交換用のものが部品として単品で比較的安く販売されているので問題ないのですが、ヘッドバンド部分は交換できないので、そうなるとヘッドホンごと買い換えるしかありません。その際、国内正規流通品ならBOSEに連絡すると半額程度で新品に交換対応してくれます(ちなみに本機がモデルチェンジしてしまった場合でも、最新の機種に交換してくれるそうです)。

加えて将来的に、別の機種に買い換えたいので本機が必要なくなり下取りに出そうということになっても、BOSE製品は多くの下取り業者が並行輸入品は買い取りの対象外としているので、国内正規流通品でないと買い取ってくれない場合があります(まあヤフオクなどを利用している人は問題ないですが)。

以上の2つの点を考慮すると、長く使うつもりがあるなら、1万円の差額で並行輸入品を選ぶメリットというのはあまり大きくないと思います。先にもさらっと書きましたが、ボーズオンラインストアで国内正規流通品を購入した場合なら、30日以内なら使用済みでも理由を問わず返品が可能とのことなので、もし買うならそちらで購入するのがベストなのではないでしょうか。

関連する記事

当ブログを気に入っていただけたら RSS の登録をよろしくお願いします!
また、Twitter のフォローや Facebookページ でも更新通知を受け取れます。

Facebook ページ (更新情報を配信しています)

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ