高音質ポータブルヘッドホンアンプの最高峰「iQube V2」レビュー!

iQube V2

今回購入したのは、ポータブルヘッドホンアンプ「iQube V2」です。ヘッドホンアンプと言うと、オーディオファンではない一般的な感覚からすれば、かなりマニアックな世界に突入してしまうので、具体的な製品名を出されても分からない人がほとんどだと思いますが、この「iQube」はポータブルヘッドホンアンプの中では1、2を競うほど有名な製品です。

”V2”と付いているのはiQubeシリーズの中でも第二2世代モデルであることを意味しており、現在は第3世代モデルの「iQube V3」が出ているので、もし興味のある人がいればそちらの購入をおすすめします(ちなみに筆者が本製品を購入したのは実は半年以上前で、当時はV3は発売されておらず、このV2が当時の最新モデルでした)。

iQubeシリーズの実売価格は5~7万円ほど(現在では初代「iQube」が5万円ほど、本製品「iQube V2」が6万円ほど、最新の「iQube V3」が7万円ほどとなっており、アンプの質にはどれも違いはありませんが付随機能が異なります)と、非常に高価な部類に入りますが、音質の良さは折り紙付きで、数あるポータブルヘッドホンアンプの中でも最高峰と言われています。


iQube V2

箱はこんな感じ。まるでお菓子の入れ物のようなブリキ缶で、価格の割にいまいち高級感がありませんが、このあたりは海外製品らしいと言えばらしいかもしれませんね。

iQube V2

上蓋を外してみるとアンプ本体が顔を覗かせます。容器は硬めのスポンジで、割とタイトな作りになっているので本体に傷などの心配はなさそうです。

iQube V2

付属品一式。アンプ本体のほか、USBケーブル、両端子とも雄のステレオミニプラグ、ミュージックプレイヤーを固定するためのゴム製バンド、簡易ユーザーズマニュアルと保証書など。

iQube V2

アンプの筐体はアルミ製で黒い部分はプラスチックで覆われています。機能としてはボリュームコントローラーのほか電源やゲイン調整のスイッチが付いているだけで、ピュアオーディオ製品らしく余計なものは一切付いていません。

iQube V2

反対側にはステレオミニプラグの接続端子が入力用と出力用の2つ、ミニBコネクタのUSBインターフェースが付いています。USBコネクタについては、本体にDAC(デジタル信号をアナログ信号に変換するための装置)が内蔵されており、PCに接続するとデジタル出力できます。

iQube V2

iPodなどに接続して使用する際にはデジタル入力は利用できないため、アンプ側のUSB端子は使用せずこのようにアナログ入力での利用になります(ちなみに写真のケーブルは付属品ではなく、別途購入したFIIO L3になります)。

iQube V2

バッテリーは充電式単三電池が本体に内蔵されており、USBケーブル経由での充電になります。ちなみに本体はネジで固定されているため開けて個人で電池を交換することは不可とされています(ネジを外して無理矢理開けることは可能ですが、その場合は保証対象外になるようです)。

というわけでUSBケーブルでPCに接続して音楽を再生してみると、無事に音が出力されます。USBオーディオの中にはドライバのインストールが必要なものもありますが、本機では特に必要なく接続して電源を入れるだけでそのままDACやアンプを通した音が出力されます。

さて、肝心の音質についてですが、さすがに折り紙付きなだけあって良い音がします。多くのブログやレビューサイトで色々な人の意見を聞くことができるのでここでは音質について詳しくは書きませんが、一言で言えば非常に解像度が高く透き通ったような冷たい音になります。

iPodやウォークマンなどDAP直挿しと比べると、数万円クラス以上のイヤホンやヘッドホンを使用すれば、誰にでも簡単に違いがわかるほど音の変化は明らかで、特にピアノ音などの残響感が溢れ出しそうなほど美しくリアルに再現されるのには感動すら覚えました。

音質だけ見れば購入時の約6万円という価格も納得のいくものだと感じていますが、一方でiQubeシリーズにおいてかねてから指摘されているギャングエラー(ボリュームを絞ったときに左右の音の大きさのバランスが取れなくなる)がひどく、回避しようとしてボリュームを上げるとすぐに爆音になってしまいます。

これについては個体差もかなりあるため、運悪くギャングエラーのひどいものに当たってしまったようですが、このようにアンプを使用する際にはiPodやウォークマンなどDAP本体でのボリューム調整はできないことが普通なので、抵抗器を挟むなど何らかの対策を取らないと爆音のためにとても使えたものではないことにはやや失望も覚えました。

日本国内の製品ほど厳しく品質管理されていない海外製品ということで、この辺りはある程度は諦めるしかなく、ギャングエラー回避による爆音のせいで活躍の場が限られてしまうのは残念なところですが、それでも何とかして使いたいと思わせてくれる音があるのも確かです。

価格が価格な上に、上記のような品質のばらつきもみられるため購入には慎重になった方が良いと思いますが、ポータブルオーディオの音質にこだわりを持っている人にとっては、iQubeの音はぜひとも触れておきたい世界ではありますね。

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